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特集:ぶらり散歩の楽しみ術

日に日に暖かさが増してくるこの季節。のんびりと散歩をしたくなりませんか?
散歩好きの船橋一也さんと一緒に、昔の情緒が残る東京の月島、佃島界隈を歩きながら、散歩のコツを伺いました。
  船橋一也さんの著書『散歩の極意』(ちくま新書)。 船橋さん流の散歩の楽しみ方がぎっしりつまっています。
船橋 一也さん
プランニングオフィス「セ・ブン」代表。散歩が好きで著書に『散歩の極意』(ちくま新書)がある。
気の向くまま興味がひかれる方へ進む

橋からの風景をゆったり眺める船橋さん。 午前10時、東京・中央区月島に集合。昔ながらの路地や商店街をのんびりと歩き始めました。
待ち合わせのついでなどでも時間があれば散歩をしているという船橋さん。ルートを決めずに、気の向くまま、自分の興味がひかれる方へ進んでいくといいます。
この日も猫を見つけては可愛がり、新緑の瑞々しさに感嘆し、空を見上げたりと興味はつきません。
遠くに赤い橋を見つけて鼻歌まじりに向かいます。「橋は上から川風を浴びながら眺めてもいいし、近くから橋の全景フォルムを眺めるのも好きですね」。
“視点を変えて物を見る”それだけで新鮮さが増してくるそうです。

写真・橋からの風景をゆったり眺める船橋さん。
人との出会いや食べ物も散歩の醍醐味

右・両手があくリュックは欠かせない。 左・路地で見つけた猫を可愛がる。 「もんじゃ焼き屋は昼から結構混んでいるもんなんですねえ」などと商店街をひやかしながら歩いていくと「あっ、今川焼がある! すみませーん、1つください!」こうした散歩中の間食も楽しみのひとつ。
その場所ごとに、おいしいものや近所では見かけないものなどを売っているので、そのまま通り過ぎるのはもったいないといいます。
ほかほかの今川焼を受け取り、近くにいた地元の人に公園の場所を聞いてひと休み。
「町の人に声をかけるとたいてい話が弾んで、いろいろな情報を教えてもらえます。わからないこと、不思議に思ったことは“とにかく聞いてみる”といいですよ」。

写真右・両手があくリュックは欠かせない。すぐにメモができるように、左のポケットにペンをさしている。左にさしてあるのは“まごの手”。
写真左・路地で見つけた猫を可愛がる。
気がそぞろ歩きしているから休憩時間も“散歩”

左・隅田川沿いを歩く。 右・最後は喫茶店でひと休み。公園を出て、醤油とみりんのいい香りにつられながら歩いていくと、古い建物の佃煮屋発見! 隅田川も見えてきました。「この辺りは橋が何本もかかっていて、見晴らしがいいですよ。川沿いを歩きましょうか」。川風を浴びながら深呼吸すると、気持ちがいい! 足が少々疲れてきたので、喫茶店を探して、コーヒーを1杯。ゆったりと景色を見てくつろぎます。
「散歩はウォーキングと違って、早歩きしたり何十分も歩き続ける必要はありません。町並みを眺めながら休んでいる時間も散歩。興味のある方へ、“気がそぞろ歩きしている”これぞ散歩ですよ」。
歩く場所も「普段歩いている場所でも、朝夕で景色はガラリと変わるし、季節の移ろいを感じることもできます」。
また、散歩のときに必ず身に着ける帽子やアクセサリーを決めたり、自分だけの楽しみを見つけるとよりおすすめだそうです。

これは、船橋さん流散歩の楽しみ方の一例。あなた独自の散歩の楽しみ方を探してみましょう。

写真右・最後は喫茶店でひと休み。コーヒーを飲みながら散歩を振り返る。「今日はけっこう歩きましたね」。
写真左・隅田川沿いを歩く。「広々とした水辺は心が落ち着きますね」。
船橋流!散歩の極意
 ルートを決めず、興味の向くままぶらぶら歩く
 「空を見上げる」「後ろを振り返る」などして視点を変える
 「おもしろい看板を探す」「道に勝手に名前をつける」など自分なりの遊びを作る
 朝、夕、晴れ、雨、四季など時間帯や天候、季節の変化を楽しむ
 感動した景色、お気に入りの店など、自分だけの“名所”を作る
 こだわりの散歩グッズをもつ
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