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下中さんが初めて「紋切り型」に出会ったのは、明治時代の遊びの本だそうです。やってみると、「手の中から思いもかけない美しい形が生まれて…。これはおもしろい! と夢中になって切りました」。 紋の種類は花や鳥、雪から生活の道具にいたるまで、さまざま。「梅だけでも何種類もあって、祖先の目には梅がこんなふうに映っていたんだなあとか、何でこんな紋があるのだろうとか、当時の暮らしに思いをはせるのも楽しいんです」。 下中さんは、紋切り遊びができそうな紋を選んで新たに工夫して型紙を作っています。数ある中から、新年に向けて、「松」「梅」「盃」の紋で年賀状を作ってくださいました。梅を半分だけ見せたり、色違いの松を重ねたり、「実際に紙の上に置いて、あ、これいいな!と思う場所に貼ります。切りくずもどんどん使います。長方形と円を貼れば、梅の枝とつぼみのようにも見えるでしょ?」 今では、型にはまったつまらないものを指す言葉として使われる「紋切り型」。下中さんは「でも、型があるから手軽にできるし、作っているうちに必ず型破りなものがでてくる。切り方がずれたものや、切りくずがいい味を出したり、楽しみ方は自由です」。アイデアいっぱいの紋切り遊び、皆さんも試してみてください。
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