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特集:紋切り遊びで楽しむ日本の形

紙を折って型紙通りに切り、開くと紋が現れる―「紋切り遊び」って知っていますか? 江戸時代に生まれた紙切り遊びで、昭和初期まではお祭りの屋台などで型紙が売られていました。日本の伝統的な紋の美しさに惹かれ、紋切り遊びの普及に努めているのが造形作家の下中菜穂さんです。その魅力や遊び方を伝授していただきましょう。
下中 菜穂さん : 造形作家。「紋切り遊び」の普及と新しい可能性の発見に力を注いでいる。ワークショップや大学での美術・デザインの講師も務める。紋切り遊びができる『シリーズかたち』各巻(エクスプランテ)を自ら出版。
布で作りバッグに貼ったり、鍋つかみ、小袋に、手前の小さいメモ帳は、切りくずを集めて貼ったもの「型」があるからこそ誰でも自由に「型破り」ができる
下中さんが初めて「紋切り型」に出会ったのは、明治時代の遊びの本だそうです。やってみると、「手の中から思いもかけない美しい形が生まれて…。これはおもしろい! と夢中になって切りました」。

紋の種類は花や鳥、雪から生活の道具にいたるまで、さまざま。「梅だけでも何種類もあって、祖先の目には梅がこんなふうに映っていたんだなあとか、何でこんな紋があるのだろうとか、当時の暮らしに思いをはせるのも楽しいんです」。

下中さんは、紋切り遊びができそうな紋を選んで新たに工夫して型紙を作っています。数ある中から、新年に向けて、「松」「梅」「盃」の紋で年賀状を作ってくださいました。梅を半分だけ見せたり、色違いの松を重ねたり、「実際に紙の上に置いて、あ、これいいな!と思う場所に貼ります。切りくずもどんどん使います。長方形と円を貼れば、梅の枝とつぼみのようにも見えるでしょ?」

今では、型にはまったつまらないものを指す言葉として使われる「紋切り型」。下中さんは「でも、型があるから手軽にできるし、作っているうちに必ず型破りなものがでてくる。切り方がずれたものや、切りくずがいい味を出したり、楽しみ方は自由です」。アイデアいっぱいの紋切り遊び、皆さんも試してみてください。

「型」があるからこそ誰でも自由に「型破り」ができる
紋切り型の遊び方
下の「光琳鐶松」「三重ね盃」「陰八重梅」は上記写真の年賀状作りに使用した型紙のサンプルです。作り方を参考に、ぜひあなたのオリジナルを作ってみてください!
“お盆”をテーブルに見立てれば どこでも食卓に変身
“お盆”をテーブルに見立てれば どこでも食卓に変身
“お盆”をテーブルに見立てれば どこでも食卓に変身
“お盆”をテーブルに見立てれば どこでも食卓に変身
“お盆”をテーブルに見立てれば どこでも食卓に変身
“お盆”をテーブルに見立てれば どこでも食卓に変身
紋切り型の遊び方

紋切り型の遊び方
紋切り型の遊び方

紋切り型の遊び方
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