アサヒフードアンドヘルスケア −アサヒビールグループの健康食品オンラインショップ
いきいきパワーをあなたに贈る 彩彩生活 バックナンバー
簡単リメイク術
布の絵柄や模様を切り取って、絵を描くように貼り重ねていく「布絵」。古布で身近な季節の素材を表情豊かに表現する安藤聖子さんに、布絵の魅力を伺いました。
安藤 聖子(あんどう せいこ)さん:古美術店に勤めていたころ、故・宮脇綾子氏の布絵作品に出会う。宮脇さんの門下、鈴木花氏に6年ほど師事し、独立。草花や魚、野菜をモチーフに大胆な作品作りで注目を集め、個展や雑誌などで活躍している。著書に『布絵のある暮らし12か月』(NHK出版)など。
ふぐしみや色あせも風合い 古い布ほど味がある
安藤さんが布絵と出会ったのは30年ほど前。通りがかりに見つけた布絵の展示会をのぞいて、たちまち惹きこまれてしまったそうです。「ここまで続けられたのは、布が大好きだからでしょうね」と安藤さん。「和裁をしていた母のおかげで、いつも身近に布がありました。古布に興味をもったのは、骨董市で藍染に出会ってから。洗えば洗うほど味わいが出るし、かすれた風合いも大好き」。骨董市へ出かけては、古布を買い集めています市場には、明治時代から昭和初期の羽織や長着、長襦袢など、掘り出し物がいっぱい。高価なものでなく、なるべくボロを選びます。しみや色あせ、虫食いさえも、布絵の風合いを増してくれるからです。

モチーフは身近な野菜や魚。スーパーで物色しながら、どの布で作ろうかと思いめぐらせます。「今は食材に季節感がないでしょう? だから、布絵で季節を表現したいんです」。逆に、布の柄からモチーフがひらめくことも。この布で何を作ろうかと考えるのも、楽しいひとときです。「現実にはこんなふぐや白菜はないけれど、布の柄によって、豊かな表情が出せるんです。そこが布絵の醍醐味」と安藤さん。並外れた観察眼と布への愛情が、作品に本物よりも本物らしい表情を与えています。
安藤さんお気に入りの冬のモチーフたち
寿留女
骨董市で買った亀と梅の模様が入った端切れ布を眺めていたら、「おめでたいものがいいと思って」するめに。紋入りの地布は男性の長着か裃の一部。足の先はレースで動きを出しています。
白菜
スーパーで買ってきた丸ごとの白菜。葉の部分にはちりめんの長襦袢を使用し、芯のところは、反物の端の白い部分を幾重にも重ねて表現しました。長襦袢の花柄に入った細かい筋と色の濃淡で、白菜の葉の感じが見事に表現されています。 くわい
青いちりめんの端切れ布を使用。おしりの部分は花柄の中心を切り抜いて表現。くわいをのせた丸い鉢は、昔、養蚕農家で使われていた木鉢を骨董市で購入したもの。安藤さんの古いもの好きは、布だけではありません。
とうがらし
「冬になると作りたくなる」というとうがらしは、細く切った布で一つひとつ編みこみ、農家の軒先につるされている雰囲気を出しています。土台は工事現場で拾った、取り壊された古い家の廃材。安藤さんの手にかかれば、どんなものも立派な額になります。
とうがらしを作ってみよう!
用意するもの 用意するもの 用意するもの 用意するもの 用意するもの 用意するもの
用意するもの
赤い布2〜3種類、柄のある布(へたに使う)、のり、はさみ、ピンセット、竹串、図案(実物をスケッチしたもの)
手順(1)
図案を見ながら、とうがらしの実の形に布を切る。「でたらめに」切るのがコツ。
手順(2)
図案の上に布をのせ、足りないところは布を足し、はみ出したところはカットしながら、立体感を出す。
手順(3)
かたちができたら、竹串でのりをつけて、布を貼りあわせる。
手順(4)
へた用の布を切り取り、同じように貼り付ける。くきは細く切った布を指で伸ばしてカーブさせる。
完成!!
布やハガキに貼り付けてもOK!
>> バックナンバー